13歳の思春期真っ盛りのADHDの息子を育てている母です。ちなみに夫はASD傾向。 わたしは気分変調症による軽度のうつ状態ですが、みなさんと情報共有・交換などできたらいいなと思っています。 たまに雑記的なことも書くと思います。
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2020年1月27日月曜日

200字作文

息子のこと

学校

初夏ごろに、息子が学校から「200字作文コンクール参加者希望」というプリントを持って帰ってきました。
わたし自身、その200字作文というのが何なのかきちんと何かは把握していなかったのですが、息子は言語能力が高い割に作文が苦手です…。多分、行為としての書くのが好きではない(字が汚いのが物語っている…)だったりとか、喋るということより筆記することのほうが面倒なんでしょうね。と思っていました。

口は達者で語彙力もあるので、文章力も磨けばなんとかなると思い、「参加してみたら?」と声をかけてみました。案の上、最初はめんどくさい、嫌だ。という感じ。確かに毎週朝早く行かなければならないので、そういう面でも面倒だったのでしょう。

でも学校が無料で作文を教えてくれるわけで、こんな助かる話って保護者としては見逃せないし、息子の特性からして国語系は得意なはずなので磨けば光るはずと信じて、そのまま息子に伝えました。すると息子ははじめは渋々だったのか、「やってみるよ」という答えが返ってきたので、初夏くらいから毎週200字作文の授業に出るようになりました。

一応そのときは初夏(5月か6月くらいから)年末まで、という期間で申し込んだのですが、その間に全国の200字作文に参加している中学生向けの新聞が学校に配られるらしいのですが、息子の作品が載りました。夏くらいのことだったと思います。
先生向けに何部か学校にあったらしいのですが、「一年生初掲載だから記念にあげるよ」と、その新聞をもらいました。その日は、200字作文の担当の先生はもちろんのこと、他の先生も廊下で息子とすれ違うと「おめでとう!」などと声をかけてくださったりしたそうです。担当の先生がしっかり息子の掲載されている部分をマーカーしてくれていたのが親としても嬉しかったです。
この件で、本人も相当嬉しかったようで帰ってきてから第一声に「200字作文掲載された!!!」「色んな先生に『おめでとう!』って言われたよ!」と喜んでいたので本当に良かったと思いました。

それからは渋々行っている様子が少なくなり、最初の期限の12月が来る少し前に、また次期の200字作文参加希望のお知らせのお手紙を持ってきたときに、自分から「続けたい!」と言ったのには、わたしとしても驚きました。やっぱり成功体験があったからなのかなと思っています。
今までは200字作文のある日は前日にわたしが声を掛けたり、早起きさせたりしてかなりサポートしていましたが、今は自分から「明日200字作文あるから早く起きなきゃ」と言うようにまでになりました。

次期の200字作文の参加については、わたしから勧める気はありませんでした。正直もう辞めてしまうと思ったのですが、それなら嫌々やっても仕方がないと思ったからです。やる気がないのに惰性で続けても意味がないと思ったからです。でも今本人は次期も続けたい気持ちで200字作文に取り組んでいるので、今後どういう成果があるのか、本当に文章が上手になるのかは未知ですが、何かに対して積極的に向かっているということが大切なのかなとわたしは思っています。
それがいつか何かになれば良いですが、成功体験も失敗体験も何も体験しないよりは貴重な経験だと思っています。

今のわたしの役割は最初にちょっとだけ背中を押してあげるだけ、それ以上は強制やコントロールしないこと、これは心に決めています。そのうち背中を押さなくても自分で考えて行動できる人になってくれることを願っています。

 

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