13歳の思春期真っ盛りのADHDの息子を育てている母です。ちなみに夫はASD傾向。 わたしは気分変調症による軽度のうつ状態ですが、みなさんと情報共有・交換などできたらいいなと思っています。 たまに雑記的なことも書くと思います。
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2020年1月26日日曜日

勉強とADHD

息子の特性(ADHD)

これはIQとかにもよると思うし、ADHDの特性(どの傾向が強いのか、何に興味があるのか)によって違うかも知れませんが、うちの場合はこうでしたという過去の話を書いてみます。
小学校に上がったとき、だいたいの場合は初めて学校から宿題というものが出ますよね。息子が小学校1年になったばかりのころは、それを異常に嫌がって本当に大変だったことを今でも時々思い出します。
保育園時代に園が終わったあとに、ちょっとした文字の読み書きなどを習っていたので基本的には小学校1年生の始めに出された宿題は「あいうえお」をプリントになぞって書く、とかそういうものだったので、その時点で字は書けたし出来ないことではなかったのに何故かとても嫌がって、椅子から飛び降りて泣いて暴れて這ってでも逃げようとしていました。

今考えても出来ることなのに何故あんなに抵抗していたのかは良くわかりませんが、とにかく当時「これはなんとかしなければ」ということで、わたしもまだ手探りな状態だったので(今もですが、、)とても悩みました。時には「あいうえお」だけの宿題なのに親子で泣きながらなんとか終わらせるような状態も珍しくなかったです。

あれこれ考えて、とにかくまずは座ってもらう、そして今目の前にあるものはあなたにとって難しいものではないんだよ、ということを伝えてきました。そして宿題するときはお母さんがここで見てるよ、と言う感じで一言で言うと「横で付きっきりで励ます」という状態です。
わたしが励ましながら隣や目の前に座っていると2か月くらいで比較的落ち着いて取り組むことが出来るようになりました。でも自発的にはやらないので、帰ってきてからの声掛けは必須です。声をかけ、そばにいて、はげまして、ということを繰り返しているうちに自然と嫌がることはなくなりました。

次に「帰ってきたらすぐにしようね」という約束をし、遊びはそれから。というルールも決めました。すると自分から帰ってきたらすぐに宿題を持ってきて取り組むように。お友達の中には帰ったらすぐに遊びに行って、遊びから帰ってきたら宿題をする子もいたようで、みんなと中々時間が合わないこともありましたが、小学校のときは特に息子の場合、切り替えにとても時間がかかってしまうところが強かったので先に遊んでしまうと、そのまま楽しいテンションから宿題モードに切り替えるのが難しかったのです。

ここまで来るのに半年以上かかったと思います。とにかく最初の宿題の嫌がり方が尋常じゃなかったので、あのときわたしが諦めてお手上げ状態になっていたらと思うと今でもぞっとします。
その後、2年生だったか3年生くらいからは自主勉強もやるようになり、最初は分からないところを私が教えたり、○つけしたりとか、かなり関わってきましたが、4,5年生くらいからは自分で○つけをさせて、その○つけが合っているかどうかを私がチェックする、という形にシフトして行きました。
わざとではないと思うんですけど、○じゃないのに○にしていたり、ケアレスミスが非常に多い。これは今でもそうです。おそらくADHDの方はケアレスミスとか多いのかもなあと思っています。

ADHDの子は、習慣化するまでには時間がかかるけれど、一度習慣化してしまうと逆に「やらなきゃ気が済まない」「やらないと何か気持ち悪い」みたいにやらずにはいられなくなるそうです。なので根気よく習慣化するまで見守ってあげることが大事なのかなと思いますし、今でもそう思っています。
とは言え、場合によっては習い事など何年経っても効果が上がらないものは合っていないと見切りをつけることも時には必要かなと思います。本人もストレスになるでしょうし、時間もお金ももったいないです。

そして中学生になった今息子は英語が大好きです。自ら地域の英語スピーチコンテストに立候補して実際スピーチコンテストに参加しました。勉強も(たぶん…)頑張ってると思います。IQ的にオールマイティに高いわけでないけれど一応学年で3番目くらいにはいるので。泣いて嫌がっていた昔の息子が…と思うとびっくりですよね。

今、息子には夢があるようなので是非ともこのまま歩み続けて欲しいと思います。わたしは今はそっと見守るくらいになりましたが。助けて欲しいときにはいつでもその準備はできているし、するつもりです。
思春期になってくると関わり方が変わってきますね。

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