13歳の思春期真っ盛りのADHDの息子を育てている母です。ちなみに夫はASD傾向。 わたしは気分変調症による軽度のうつ状態ですが、みなさんと情報共有・交換などできたらいいなと思っています。 たまに雑記的なことも書くと思います。
※カテゴリー「その他」にある「このブログについて」に目を通していただけると助かります。

2020年1月31日金曜日

思考的ADHDと躁鬱について

思考的ADHD

うつ病

春から夏くらいまでは、子供のいじめや実家のもめごとや、色んなことを考えて行動してきました。やっても無駄でもやらないでいるよりはマシだし、10やったうち1でも何か得られたらそれでもいいし、得られなかったことには理由があると考え抜いて行動してきました。
それが最近になって一気に気力が衰えてきました。何もできない、何もしたくない、それ以前に体が鉛のように動かない。最初にうつになった時と同じような状況です。
数か月前はあんなに思考力とそれを実行する行動力があったのに、今は何もできない。でも思考力は衰えていないので、色々考えてしまうから余計に自己嫌悪やら焦燥感やらでわけがわからなくなってしまって。
今の主治医はわたしの状態を思考的ADHDという考えで捉えていて、少し前まではそういう見解がなく「躁鬱」とまとめられてきたけど、今は色々研究が進んで躁鬱と似て非なるもの的な説明を受けました。行動できていた春から夏までは「なるほど、そうなのか」と思っていたのですが、最近の自分の状況を考えると、うーん…となり、昔一時期違う医師に「躁鬱」と診断されたこともあって、これは躁鬱なのではないかと思い、今日主治医に「これは躁鬱なんじゃないかと自分では思うんですけど」とストレートに言ってみました。

でもやはり主治医の考えは基本的には変わらないようで、「今直面している問題がだんだん課題の分離的な問題じゃなくなってきていて、切り離せないことが増えて切羽詰まった問題に直面しているからなんじゃないかな、正確に言うとやっぱり躁鬱ではないと思う」という答えでした。
そうなんかなあ、、と素人なので良くわからないながらも新しく処方された薬(もちろん躁鬱の薬ではない)をもらって帰ってきました。
その説明を薬剤師さんに聞いたり、もらってきた説明書きを読んだりしているうちに簡単に言うと「元気になる漢方」でした。
これで辛い状態が回避されれば良いのですが、風邪にも効くとか書いてあって、なんとなく心もとない…。でもとりあえず決められたように飲んでみます。

それと、自覚があったのですが、ワンオペ育児が始まってからどんどん痩せていってるんですよね。前から痩せている方だったかとは思うんですが、身長156cmで40キロくらいだったのが、今は34キロ。これでは体力もなくなりますよね。なので目下体重を増やし体力をつける、ということを目指しています。

ダイエットとか痩せる系の本や雑誌やネットの情報ってたくさんあるけど、太るためにはどうしたらいいかって中々ない情報なので試行錯誤しながらせめて元の体重に戻るくらいに目標を定めて体重を増やして体力をつけたいと思う今日このごろです。
健康的に体重を増やす!頑張ります。

2020年1月30日木曜日

バレットジャーナルを試してみる

バレットジャーナル

ウィルパワー

去年からわたし自身がバレットジャーナルにはまって、毎日のようにバレットジャーナルに何か書いたりしているのを見て、息子が「自分もやりたい!」と言い出しました。
ネットですごいクオリティと活用法でバレットジャーナルを駆使している人達がいるのを知っていて、自分自身もまだ改良の余地ありな感じなのに息子にできるのかな?とは思いつつ、一応何か役に立つだろうと思いわたしの知っていることを教えながらやり始めることに。

慣れないうちは大人もそうですが、あまり高いノートは買わなくていいと思います。わたしも最初は100均のノートから始めました。ちなみにA5サイズです。(それは好みでよいと思いますが)当初使っていた私のバレットジャーナルです↓


リングノートにして、リボンはしおり代わりにしようと思い、リボンも100均で買ってきました。こんな感じで初期投資はリボン代とノート代の300円です。

息子がやりたいといったときも同じように作りました。でも息子とわたしのスケジュールって全然違うので、とりあえず今日、明日は家勉なにをするか、ということを書かせています。最初は「思ってたのと違った!」とか抵抗し始めたのですが、結構有効だと思うんですよね。「とりあえず2週間くらい続けてみよう!」とか励ましながら、そのメリットを感じてほしかった。

まず初めての日は「今日やること」を箇条書きに。その日きちんとできたら箇条書きの「・」の上に×をしていきます。できなかった分は、〉(先送りという意味)と書いて明日に回します。
で、問題は「明日やることを決めておく」バレットジャーナルに今日できなかった分を含めて、明日やり切れそうな分だけ自分で決めて書いておく。例えば「・数学テキストP〇〇~〇〇」とか、そんな感じです。もちろん日付と曜日も冒頭に書きます。うちでは記憶の定着を意識して翌日と一週間後に復習をさせているのですが、そのときにもバレットジャーナルに記録が残っていると先週何をしたか、忘れなくて済みます。

そして何より「今日は何をしよう、、」と考えなくて済むことです。ウィルパワーというものがあって、ウィルパワーはスマホで例えると朝は充電100%、途中でいくら休んでも夜に向かってどんどん減るそうです。この「今日は何をしよう、、」というのがなくなると、「明日の予定を決めておく」ことはやらないよりは、その日のウィルパワーが節約されて家勉に少し注げるエネルギーが少し増える(はず)だと思っています。
そんな感じで今、バレットジャーナルで自分の家勉に関しては管理していて、もちろん本人はそんなに意識高いわけではないので、勉強の前後にわたしがバレットジャーナルを確認したりしています。

ちなみに「スタディープランナー」というのもあって、それはひな形が売っていて書くところも何を書くかも決まっています。文房具屋さんでちらっとみた感じだと筆記が面倒でない人や、女の子に向いてるかなあという印象でした。

自分もバレットジャーナルをやっていて、これの良いところは、To Doリストやスケジュール管理としてはもちろんですが、忘れてはいけないもののメモをそのままペタっと張ってしまったり、記念の何かのチケットをそのまま張り付けたりしても、来月の予定表を書くのは自分なのでスペースを気にせず自由に使えるところが気に入っています。
息子にもそこまで使いこなして欲しい…。

バレットジャーナルの詳細についてはネットや動画でたくさん素敵なアイデアや綺麗なレイアウトなど解説してくれているので、興味がある方は調べてみるといいかもしれません。

2020年1月28日火曜日

大好きの魔法

息子の特性について(ADHD)

今、息子は中学校1年生ですが、わたしたちは今でも「大好き」という言葉を良く言い合っています。もう昔からの習慣なのでしょうね。さすがに小学校高学年ころからは人前では言わなくなりましたが…。


過去の記事で息子のIQのでこぼこについて書いた記事がありますが、息子は本当に口が達者で語彙力もあり後先考えないで(ADHDの特性なんでしょう)わたしに口撃してくることが最近では特によくあって、基本そういうときは無視をするのですが、わたしも不完全な人間なので、つい反応してしまうときもあります。
そんなときでも、しばらくすると「大好き」と言ってきてくれることもあって、息子なりの「ごめんなさい」なのかも知れないし、さっきのことは忘れてまた今思っていることを言っているだけかも知れないけれど、それはわたしにはどっちでも良くてわたしも「お母さんも大好きだよ」と返しています。

ある日、息子が「中学生にもなって大好きとか言ってるのっておかしいのかな?」と言ったことがあります。そのときわたしは「全然変じゃないよ、お母さんは本当に思ってるから言ってるし、〇〇も本当に思って言ってくれているならそれでいいじゃない、お母さんは嬉しいよ」と答えました。

別に外国かぶれしているわけではないですが、わたしは洋画が大好きでワンオペ育児が始まる前は毎日洋画を見ていました。ハリウッド系とかだけではなくて色々な国のものです。その中で、往々にして外国では大人になっても親子で「愛してるよ」と言ってるんですよね。それこそ口喧嘩した後でも。
そういうところは日本にはあんまりないなーと思っていて、「言わなくてもわかるでしょ」じゃなくて口にすることが大切なんだと思うんです。それはいくつになっても。わたしはまだ中学1年生までの育児しかしていませんが、これからも「大好き」は言い続けるつもりです。お互いにほっこりした気持ちになれると思うから。
うちは小さい頃から続けてきたのでそれが普通になっていますが、例えばもう10歳も越えていて今更…と思ったとしてもやらないよりやった方がいいんじゃないかなーとわたしは思います。
「大好き」じゃなくても「いつもありがとう」「いつも感謝してるよ」「こんなお母さんを受け入れてくれてありがとう」とかから始めてもいいですよね。
言い慣れてない方は「いつもありがとう、本当は大好きなんだよ」とかだと言いやすいかも。素気ない反応が返ってきてもきっと心に何か届いているはず。

わたしの通っている精神科の先生のお話の中でも「思春期の子は何を言っても結局心ではわかっていて、ただ恥ずかしいだけ。いつかきちんと形として感謝が返ってくる日があると思うよ」と励ましてくれています。
本当に困ったことがたくさんあるけれど、そんなときこそ「大好き」って伝えたいなって思っています。こんなに正直に言わせてくれる息子にも感謝しています。

2020年1月27日月曜日

200字作文

息子のこと

学校

初夏ごろに、息子が学校から「200字作文コンクール参加者希望」というプリントを持って帰ってきました。
わたし自身、その200字作文というのが何なのかきちんと何かは把握していなかったのですが、息子は言語能力が高い割に作文が苦手です…。多分、行為としての書くのが好きではない(字が汚いのが物語っている…)だったりとか、喋るということより筆記することのほうが面倒なんでしょうね。と思っていました。

口は達者で語彙力もあるので、文章力も磨けばなんとかなると思い、「参加してみたら?」と声をかけてみました。案の上、最初はめんどくさい、嫌だ。という感じ。確かに毎週朝早く行かなければならないので、そういう面でも面倒だったのでしょう。

でも学校が無料で作文を教えてくれるわけで、こんな助かる話って保護者としては見逃せないし、息子の特性からして国語系は得意なはずなので磨けば光るはずと信じて、そのまま息子に伝えました。すると息子ははじめは渋々だったのか、「やってみるよ」という答えが返ってきたので、初夏くらいから毎週200字作文の授業に出るようになりました。

一応そのときは初夏(5月か6月くらいから)年末まで、という期間で申し込んだのですが、その間に全国の200字作文に参加している中学生向けの新聞が学校に配られるらしいのですが、息子の作品が載りました。夏くらいのことだったと思います。
先生向けに何部か学校にあったらしいのですが、「一年生初掲載だから記念にあげるよ」と、その新聞をもらいました。その日は、200字作文の担当の先生はもちろんのこと、他の先生も廊下で息子とすれ違うと「おめでとう!」などと声をかけてくださったりしたそうです。担当の先生がしっかり息子の掲載されている部分をマーカーしてくれていたのが親としても嬉しかったです。
この件で、本人も相当嬉しかったようで帰ってきてから第一声に「200字作文掲載された!!!」「色んな先生に『おめでとう!』って言われたよ!」と喜んでいたので本当に良かったと思いました。

それからは渋々行っている様子が少なくなり、最初の期限の12月が来る少し前に、また次期の200字作文参加希望のお知らせのお手紙を持ってきたときに、自分から「続けたい!」と言ったのには、わたしとしても驚きました。やっぱり成功体験があったからなのかなと思っています。
今までは200字作文のある日は前日にわたしが声を掛けたり、早起きさせたりしてかなりサポートしていましたが、今は自分から「明日200字作文あるから早く起きなきゃ」と言うようにまでになりました。

次期の200字作文の参加については、わたしから勧める気はありませんでした。正直もう辞めてしまうと思ったのですが、それなら嫌々やっても仕方がないと思ったからです。やる気がないのに惰性で続けても意味がないと思ったからです。でも今本人は次期も続けたい気持ちで200字作文に取り組んでいるので、今後どういう成果があるのか、本当に文章が上手になるのかは未知ですが、何かに対して積極的に向かっているということが大切なのかなとわたしは思っています。
それがいつか何かになれば良いですが、成功体験も失敗体験も何も体験しないよりは貴重な経験だと思っています。

今のわたしの役割は最初にちょっとだけ背中を押してあげるだけ、それ以上は強制やコントロールしないこと、これは心に決めています。そのうち背中を押さなくても自分で考えて行動できる人になってくれることを願っています。

 

2020年1月26日日曜日

勉強とADHD

息子の特性(ADHD)

これはIQとかにもよると思うし、ADHDの特性(どの傾向が強いのか、何に興味があるのか)によって違うかも知れませんが、うちの場合はこうでしたという過去の話を書いてみます。
小学校に上がったとき、だいたいの場合は初めて学校から宿題というものが出ますよね。息子が小学校1年になったばかりのころは、それを異常に嫌がって本当に大変だったことを今でも時々思い出します。
保育園時代に園が終わったあとに、ちょっとした文字の読み書きなどを習っていたので基本的には小学校1年生の始めに出された宿題は「あいうえお」をプリントになぞって書く、とかそういうものだったので、その時点で字は書けたし出来ないことではなかったのに何故かとても嫌がって、椅子から飛び降りて泣いて暴れて這ってでも逃げようとしていました。

今考えても出来ることなのに何故あんなに抵抗していたのかは良くわかりませんが、とにかく当時「これはなんとかしなければ」ということで、わたしもまだ手探りな状態だったので(今もですが、、)とても悩みました。時には「あいうえお」だけの宿題なのに親子で泣きながらなんとか終わらせるような状態も珍しくなかったです。

あれこれ考えて、とにかくまずは座ってもらう、そして今目の前にあるものはあなたにとって難しいものではないんだよ、ということを伝えてきました。そして宿題するときはお母さんがここで見てるよ、と言う感じで一言で言うと「横で付きっきりで励ます」という状態です。
わたしが励ましながら隣や目の前に座っていると2か月くらいで比較的落ち着いて取り組むことが出来るようになりました。でも自発的にはやらないので、帰ってきてからの声掛けは必須です。声をかけ、そばにいて、はげまして、ということを繰り返しているうちに自然と嫌がることはなくなりました。

次に「帰ってきたらすぐにしようね」という約束をし、遊びはそれから。というルールも決めました。すると自分から帰ってきたらすぐに宿題を持ってきて取り組むように。お友達の中には帰ったらすぐに遊びに行って、遊びから帰ってきたら宿題をする子もいたようで、みんなと中々時間が合わないこともありましたが、小学校のときは特に息子の場合、切り替えにとても時間がかかってしまうところが強かったので先に遊んでしまうと、そのまま楽しいテンションから宿題モードに切り替えるのが難しかったのです。

ここまで来るのに半年以上かかったと思います。とにかく最初の宿題の嫌がり方が尋常じゃなかったので、あのときわたしが諦めてお手上げ状態になっていたらと思うと今でもぞっとします。
その後、2年生だったか3年生くらいからは自主勉強もやるようになり、最初は分からないところを私が教えたり、○つけしたりとか、かなり関わってきましたが、4,5年生くらいからは自分で○つけをさせて、その○つけが合っているかどうかを私がチェックする、という形にシフトして行きました。
わざとではないと思うんですけど、○じゃないのに○にしていたり、ケアレスミスが非常に多い。これは今でもそうです。おそらくADHDの方はケアレスミスとか多いのかもなあと思っています。

ADHDの子は、習慣化するまでには時間がかかるけれど、一度習慣化してしまうと逆に「やらなきゃ気が済まない」「やらないと何か気持ち悪い」みたいにやらずにはいられなくなるそうです。なので根気よく習慣化するまで見守ってあげることが大事なのかなと思いますし、今でもそう思っています。
とは言え、場合によっては習い事など何年経っても効果が上がらないものは合っていないと見切りをつけることも時には必要かなと思います。本人もストレスになるでしょうし、時間もお金ももったいないです。

そして中学生になった今息子は英語が大好きです。自ら地域の英語スピーチコンテストに立候補して実際スピーチコンテストに参加しました。勉強も(たぶん…)頑張ってると思います。IQ的にオールマイティに高いわけでないけれど一応学年で3番目くらいにはいるので。泣いて嫌がっていた昔の息子が…と思うとびっくりですよね。

今、息子には夢があるようなので是非ともこのまま歩み続けて欲しいと思います。わたしは今はそっと見守るくらいになりましたが。助けて欲しいときにはいつでもその準備はできているし、するつもりです。
思春期になってくると関わり方が変わってきますね。

2020年1月25日土曜日

通級学級について・その2

通級学級

中学校

通級の様子については、気が付いたことがあったら都度記事にしたいと思います。

色々と地域によって違うこともあるかと思いますが、息子が途中から通級に通い始めるにあたって、紆余曲折あったのでなるべく4月の時点から通級学級に行っている状態が好ましいのかなあと思いました。

理由の一つ目は、授業を抜けて行くわけですから、途中から急にそうなると周りから「どうしたの?」「なにかあるの?」と具体的な障がい名を聞いてくる子が相当いたようです。これはもしかしたら息子が通っている中学の子たちだけかもしれないですが、可能性としては大いにあると思います。そこで別に「言っても気にしないし、何か言われても気にしないよ」という感じなら、そういう意味では考えなくていい項目かもしれません。

二つ目、新しい学級・学校と馴染むのと通級に通うというのが最初からセットになっていた方が本人が楽である、というのもあると思います。最初から通級に行っていれば同じ通級のクラスの子とも同じ立場なので春からというのが本人もやりやすいのかなあと思いました。また通級の為に抜けた授業をどう対処していくかというのも最初から初めていた方が早く対処法を見つけられると思います。

三つ目、途中からとなると通級のクラスにも枠があるので必要性があると認識されても必ず入れるというわけではありません。というか、入れる方が稀と考えてもいいかも。うちの場合は私が毎週教育センターで担当してもらっているスクールカウンセラーさんと、たまたま息子の通う中学の通級の担当の先生が長い付き合いだったことや、通級の担当の先生が息子の部活の顧問だったので、息子の特性をなんとなくわかっていたこと(不器用なのかなと思っていました、とおっしゃっていました)などから、運よく1月というかなり中途半端な時期からこのまま継続して通うことが出来そうです。

ちなみに一つ目の項目に関することなのですが、息子が初めて通級のために通常授業を抜けたあとに皆に質問責めされたらしいです。「なにがあるの?」(障がいの内容)アスペなの?とか、とにかく知っている障がい名を次々言われて途方に暮れた息子は自分でADHDであることを渋々言ったそうです。本当はかなり言いたくなかったみたいですが。
※ちなみにご存じの方も多いと思いますが、現在ではアスペルガー症候群という名称はなくなりました。
多分本当に嫌な気持ちになったと思います。一方春から通級に通っている同じクラスの男の子がいるのですが、その子は一度も聞かれたことがないそうです。矢継ぎ早にあれこれ聞かれたり勝手に想像されたりされて楽しい人がいるはずがないので、通級は春から!というのがおすすめです。

また私の住む地域の小学校、中学校にも一応校区というのがあって、基本的には何も言わなければ指定の校区の学校へ進学するのですが「選択制」というシステムも取り入れていてます。公立なのに選択制とは何かと言うと、距離的に自力で通えると判断できるのであれば近隣の行きたい学校を希望できる、というシステムです。
ただ、これにも枠などがあって希望すれば誰でも行きたい学校へ行けるわけではありません。人気がある学校で希望者が多いと抽選ということになります。基本的には学区内の子供たちが優先されるので。
このあたりはやたらと学校が多いので、近くにいくつも小学校、中学校(特に中学校は多いです)があります。なのでそういうシステムも成り立つのかもしれません。もし、選択制のある地域に住んでいる方は是非とも通級の様子や情報も得ておくといいと思います。

公立だとだいたいの地域が校区の決まった学校へ行くことになると思うので、後半の文章はレアケース向けの話になってしまったかもしれません。
それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございます。

2020年1月24日金曜日

通級学級について・その1

通級学級

中学校

息子が通級学級に通い始めました。息子の中学校には通級学級が併設されているので、週に2コマ通常授業から通級の教室に移動して通級学習を受けるという感じです。

やったことを教えてくれたので、写真載せてみます。


ちょっと見えにくいのですが4人のお友達が息子に対して「そう思う」というところに○をつけてくれています。他の学校から来ている生徒さんもいるので、ほとんど息子のことを知らないとは思うのですが、○をたくさん付けてくれてる子もいて優しいなあと感じました。もちろん息子も他のお友達に対して○をつけるということをします。

それからあまりに字が汚くて(笑)載せるのは控えますが、もう一枚用紙があって、自分の短所を書くプリントがありました。そしてその下にお友達が息子が書いた自分の短所について「言い換える」=「リフレーミング」するというプリントもありました。
ちなみに息子が自分で書いた短所は「集中できない」でした。理解してますね笑 それに対してお友達が良い言い方で書いてくれるわけです。もちろん、お友達の短所をリフレーミングするということもやったそうです。

その後、息子用のファイルが作られていて、通級担当の先生からのその日の様子や進展のコメント→担任の先生のコメント→保護者のコメントという3つのコメント欄が埋まっていきます。これを毎週するので、わたしとしてはとても風通しが良く、授業の様子は見れませんが、とても安心することが出来ています。

なにより始めはとても嫌がっていた通級に通うことに前向きに取り組んでいることが最初の状態からすると進歩だなあと思いました。
嫌がっているうちは無理強いしなかったので、自然に自分が行った方が良いと思えるようになるまで待ちました。
と言う感じで、それぞれ各地域の各通級学級でやることは違うかもしれませんが、わたしは息子の成長に期待しています。

ただ一つ気になることも。週に2コマ授業を抜けるので、その間に通常の授業でみんなが習ったことはクラスメイトに聞いておくように、そして聞いたら教科書を見ておくように、わからないことがあったら先生に忘れないうちに聞くように、ということは言っています。
本人もそこは自覚しているようで、いなかった授業は何をしていたのかは把握しているようで良かったです。こう書いているとわたしが思っているよりしっかりしているのかも…。
通級学級に関しては、他にも書きたいことがあるのですが今日はこの辺で。

2020年1月23日木曜日

このブログについて

思春期の発達障害と育児

世の中のADHD方々をはじめ、発達障がいについて育児に悩んでいるわたしのようなお母さんたちや、本人さんたちに、何か伝えることができればと思い始めました。また発達障がいに対して誤解による偏見をなくしたいとも思っています。
あと、うつ病に関しても書くのは基本的には理由は同じで12年間うつ病で困ってきた自分が何か伝えられたらという気持ちです。
ですが、息子の発達障がいに関してはわたしは母親ですが、記事に書いているのは息子のことがメインになるので、息子が伏せてほしいと思っていることや書かないでほしいと思っていることは最大限尊重し、抽象的になるように記事にしています。なので記事の中でぼやっとしている部分があるかも知れませんが、そういった条件の中でも内容自体は伝えたいことを伝わるように書いていきたいと思っています。
発達障がいとしては自分も思考的なADHDがあるので、それとうつ病のことに関しては自分のこととして扱いますが、息子のことに関しては親子ではありますが、個々の違う人として尊重するべきだと思っているので、わたしのブログを書くスタンスをご理解いただきながら読んでいただけたら幸いです。

IQのでこぼこ

IQ

WISC-Ⅳ

以前の記事で息子のIQ(WISC-Ⅳ)にでこぼこがある話をしましたが、でこぼこというよりは、一個だけ突き抜けて高い数値があったんですよね。他はごく平均から平均の上あたりの範疇。

何が突き抜けていたかと言うと「言語理解」です。140ありました。なので、思春期ということもあり口答えがえげつないというか、酷い言葉使いはしないのですが、論点ずらしや、あらゆるテクニック(?)を使ってわたしを攻撃してきます。
多分そのときは衝動性が勝って「ひどいことを言っている」と言うことより「今言いたい!」が勝ってしまうんだと思うんですけど、もう大人であり母親であるわたしでさえ胸に刺さることを言われたりします。(ちなみに何度か過呼吸になりました…)
あとで本人が冷静になったときに「さっきはごめんね、自分が悪い」と言ってくれることも多々あるので、本当に瞬間的なことではあるんですが、ちょっときついです…。
でも、あとで冷静になれたこと、謝ってくれたことに対して「考えて謝ってくれてありがとう」と言うようにしています。だって大人だって一度すごい剣幕で怒って罵倒したあとに、謝るってバツが悪くて中々できないと思うから。

ただ思春期の難しところは、『ほめる』より『ありがとう』の方がしっくりくる場合が多いような気がしています。なので、褒めるべきか、感謝のありがとうにするべきか、都度考えながらリアクションしています。
一応ペアトレーニングの本を買って、自分が追い込まれない程度に実践しています。ノートにつけて、あとで可視化すると「あ、こんなに褒める場面ってあったんだ」とか「絶対に許しがたいこと」ってほとんどしてないんだなって、思えて「なんでこんなに自分は怒ってきたんだろう」と反省したり…。
ただ自分も完璧主義とか鬱とかあるので、出来なかった日はそれはそれ、書けなかった日は仕方ないという感じでマイペースでやっています。
お母さんが追い詰められたら共倒れですもんね。

ちょっとわからないのですが、WISC-Ⅳって息子の受けた診断だと140マックスだったんですけど、本当はもっとあるんでしょうか。スクールカウンセラーさんが息子に説明しているときに言っていたのは「○○くんの場合、100人いたらその下に99人いるってことなんだよ」って言ってたんですけど、言い方がわかりにくいというか、ちょっとおかしくないですか?普通に上位1%で良いのではないかと…。(先生すみません)で、WISC-Ⅳはマックスどこまであるんでしょう。ちょっと調べてみたんですけど、出てこなかったので今度またカウンセラーの先生に聞いてみます。

※完全に余談なんですが、ツイッターでペアトレーニングと検索すると何故かペアでやるスポーツが大量に出てきました笑 親子でやるわたしのような人たちがやっているペアトレを探してたんですけど、、探し方が良くなかったのかも。

夫のこと

ワンオペ育児

単身赴任

ASD(アスペルガー)

ワンオペ育児が始まってもう約10ヵ月が経ちました。
その間、夫はほとんど連絡がつかなくて、夫はASD傾向もあり、人が傷つくような嘘をつく良くない習慣など、わかってはいたけどもっとリアルに色々困りごとが出てきました。
子供のことで困っているとき、悩んでいるとき、話を聞いてもらえるどころか連絡がつきません。メールの返事も来ません。なんだったら緊急のときでさえ。メールを送るにしても雑談とかではなくて、返事が欲しい要件をなるべく短く2行くらいにまとめて返事をしやすく工夫してもスルーされます…。

もう夏くらいから「もう一人で何でも解決するしかないんだな」と決心しました。なので公的機関とか、スクールカウンセラーさんとか、お母さんの為のSOSホットライン的なものを活用して悩みを聞いて貰ったり、解決方法を伝授してもらったり情報を頂いたりしてきました。

そのおかげで詳しくなったこともあるし、自分自身行動力がついたかもしれません。ただ、やっぱりそこは鬱持ちなのでやりすぎて寝込んでしまう日も。でも仕方がないですね、そういう環境を選んでいるのはわたしだから。


2020年1月22日水曜日

医学の進歩?

うつ病

わたしがうつになったのはかれこれ12年以上前で、色んなお医者さんやカウンセラーさん(メンタル系疾患のカウンセラーさん)に出会ってきて、こんなにも自分の診断が変わるのかと驚きながら過ごしてきました。
転勤族なので、お医者さんを変わることは仕方がないので良くも悪くも色んな医師、カウンセラーさんにお世話になってきました。息子の記事でスクールカウンセラーさんのお話を書きましたが、精神科の先生やカウンセラーさんも本当に色んな人がいて、治療に行っているのに時には傷つく発言をされることもありました。こんな経験から結構早くに「合う合わない」が分かるようになりました。なんだったら今なら初回でわかるかもしれない。
鬱が一番酷い時は12年前でした。今はその次くらかな。子供が小学校時代はかなり落ち着いていました。今は鬱の波第二期だけれども、動けてるからまだいい方です。かなり休息が必要ですけど、ちゃんとコントロールしながらうまく鬱と付き合ってます。最近の診断ではわたしは根本的には脳の機能の問題の鬱ではないようなので、きっとずっと波を繰り返しながら鬱である自分とともに生きていくんだろうなあと思います。

もっと体力があったら、とか元気だったら、とかは思いますがyoutubeで確かdaigoさんが「人は悲しんでいるときは人を見ぬく能力が高まる」と言っていたので、まあそういう良い副作用もあるのかなと思えてきたことも良い意味で少し昔と変わったのかも知れないです。

2020年1月21日火曜日

スクールカウンセラーさん

スクールカウンセラー

中学校

夫は現在遠方で単身赴任中なので、わたしがなんとかしなきゃ感が常にあって、日々なにをどうしたらいいんだろうと考える中、区の支援課のようなところの勧めだったか、ちょっと詳しく忘れましたが、どなたかの勧めでスクールカウンセラーさんにお世話になることに。小学校のころも、スクールカウンセラーさんが来る日とかあって、そういう相談できる場面があるのは知ってはいたのですが、今までは必要性が全くなかったので、何をしてくれるのかとか、どんな頻度でどうするのかとか何も知りませんでした。
でもとりあえずそのとき出来ることがスクールカウンセラーさんだったので、息子ではなく私が相談に行くことに。最初は学校の中でしたが、それだと色々不都合が考えられたので今は地域の教育センターというところに在籍しているスクールカウンセラーさんのところへ毎週通っています。
かれこれ9ヵ月毎週休まず通っていますがちょっと微妙だったりします。(すみません) 傾聴ってすごく大切なことだと思うんですけど本当に傾聴のみで終わることが多いです笑
笑っている場合ではないのですが。ただこの9か月の間にちょっとだけ通っていたことによるメリットがありました。実は小学4年生のころにもIQ(正確にはWISC)を受けていて、それぞれの項目に結構バラつきがあることは知っていました。また中1になって担当のスクールカウンセラーさんの勧めでWISCを受けることに。
苦手分野と得意分野は変わらなかったのですが、その高低差が小4のときよりすごく広がっていたんです。担当のスクールカウンセラーさん曰く、一番高いものと一番低いもので23くらいあると「高低差がある」と判断されるらしいんですけど息子の場合40だったんですよね。開きすぎてる…。
基本的には平均的だったんですけど、ずば抜けてひとつだけ高いものがあったんです。なんか今までの色んなトラブルや困りごとが腑に落ちた感じがしました。そして、WISCの結果を受けて「通級学級」を勧められました。幸い息子が通っている学校内に通級があるので、週に1回2コマほど授業を抜けて通級に行くという感じ。
最初息子は通級に抵抗感があったようですが、色々話し合っていくうちに前向きな考えになってきたので、すぐに申し込んで通級の枠に入れてもらえることになりました。実際まだ行き始めたばかりですが、本人は楽しいと言っているので、一安心です。

これも担当のスクールカウンセラーさんからの情報なのですが、再来年から全国の中学校に通級学級が設備されるそうです。これで自分の学校に通級がなくて諦めていた人たちにもサポートの機会が増えてとても喜ばしいことだと思います。

2020年1月20日月曜日

いじめの定義って難しいけど

いじめ

中学校

前回書いた息子へのいじめは、基本的に遠くから来た知らない不思議な子に対しての「いじり」もあったと思います。
中にはやってもいないのに先生に「○○くん(息子)が誰もいない教室で僕の筆箱を漁っていました。」とか、授業の中でグループ分けするときに、必ずどこかに入らなければいけないのに、「お前こっちにいらねえから」とかどこ行っても言われるので授業がまともに受けられないとか、毎日開いてない制服のファスナーのズボンのファスナーを「開いてるよ」と言ってくる子がいたり。
一個一個はそんなに過激なものではなかったと思うんですが、息子の中では「この学校きらい」につながっていったのだと思います。
一番最初に書いた、やってもいない「筆箱漁った」事件に関しては、先生に言いつけた子は、最初に比較的仲良くしてくれていた子だったので余計にショックだったと思います。そして放課後先生に「おまえ、Aの筆箱勝手にあさってたのか?」と言われて、息子は驚いて即否定したようなんですが、先生から返ってきた言葉が「ならこれからもするなよ」というものでした。
日々つまらなそうに学校に行っている上に、この件で息子が家に帰ってきてかなり怒っていたので(東京に来る前は他者に対して怒る様子を見たことがなかったので)即学校に電話して、きちんとAくんに状況確認したのかと尋ねたところ、「Aくんから報告があったのでそのまま息子に言っただけ」という答えでした。わたしは「きちんと状況を把握してから言ってください。それと、息子はやっていないと言っているのに『これからもやるなよ』っていうのは、今後やる想定なんですか?」とも言っておきました。わたしの抗議を受けて先生がAくんに聞き取りをしたところ、Aくんの話が二転三転し、最終的には「勘違いだったかも」と言い出したそうです。なのでこの件については息子の濡れ衣は晴れた形で終わりました。
引っ越してきたばかりの1学期は、そうやってきっちりひとつひとつ言っていかないと、どんどん息子の居場所がなくなると思ったので、あの時期は徹底的に自分の引っ越してきた地域の「いじめ防止法案」とか入手して読み込んだり、疑問があったらすぐ先生や役所の相談窓口に質問したり話し合いをしてきました。
モンスターペアレンツとも思われたくないので、話し合っている上で息子に非があるとわかった場合は勿論こちらはひたすら謝るし、息子を教育し直します。それはわたしの教育不足が原因だと思うので母子ともに反省しますとも常に言ってきました。
一学期はそんな感じで地域のいじめ対策や学校の方針や区のきまりやあらゆる情報収集をして、必要であれば何時でも学校に出向いて、謝罪することもあれば意見することもあり、とても大変な数か月でした。
でも一番大変だったのは息子だったのですよね。正直前々からADHDの気質があるなとは感じていたのですが、以前住んでいた地域では目立った困りごともなく、本人も楽しそうに学校に行っていたし、差し迫った危機感を感じていませんでした。ここに引っ越してきてからですね。気が付いたのは。「あ、なんかこの子ADHD悪化してる」と。

環境って本当にすごく大切なんだなと思うと同時にせめて家では何か息子のために出来ることはないかと本気でADHDについて考えるようになりました。

2020年1月19日日曜日

それは春からはじまった

転校生

いじめ


去年の春から現在夫が単身赴任として暮らす地方都市から、現在の家へ引っ越してきました。
いずれこの家に戻ってくることになるので、それなら子供が中学に入学するタイミングで引っ越しをした方が、途中で転校生になるより良いと思ったからです。
だけどその判断は今となったら間違えていたかも知れません。
息子には東京がとても生きづらいようです。
中学の入学式のみたこともない沈んだ顔が忘れられません。

そして小学校からそのままこの中学へ入学した子が大半の中で、はるか遠い土地からやってきた、不思議な行動が多く見えるわが子に対していじめが始まるのでした。。

はじめまして

ADHD

育児

思春期

ADHDの息子を育てている母です。そして夫はASDのアスペルガータイプですが、遠方で単身赴任をしています。
自分自身も気分変調症による軽度のうつ状態が長く続いています。おそらくカサンドラ症候群。
みなさんと良かったこともそうでなかったことも、色々な情報交換・共有をしながら自分自身も勉強していきたいです。